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読書を楽しむ「ビブリア古書堂の事件手帳 5 第3話」

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第3話 寺山修司「われに五月を」

栞子さんがビブリア古書堂への出入りを禁じた男・門野がやってきた。
門野は昔、自分の兄の古書を勝手に売りにきたり、よそで万引きした本を
売りにきていた男だった。
門野は栞子に兄貴が寺山修司の「われに五月を」の初版本を自分にくれると
電話がかかってきたと言ったが栞子はそんなことはないと信じない。
門野は兄貴が死んだので49日の日に実家へ行き、その本を持って帰ろうと
したら家族にそんな話は聞いてないと言われた。
門野は、栞子に実は本がもらえることが前提でその本を売る相手先が決まって
いて金も受け取っているのでなんとかしてと栞子に頼んだ。

栞子は、門野家に行って事実関係を調べると返事をした。
門野家では故人の妻が応対し書庫には2番目の兄が案内した。
そして、栞子は自分の母親がこの家に本のことでかって頻繁に出入りをして
いたことを聞いて門野から依頼された真相を解明する。

初版本と言うものはかなりの高値で売ることができるらしい。
凡人は読んでいるとふと損得を物語の中に感じてしまうが
ことは全然違っていた。
こういうところがこのシリーズの楽しいところでわたしのお気に入りです。

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