映画を楽しむ「ロブ・ロイ ロマンに生きる男」

強い男と強い女の夫婦を引き裂くことはできない

17世紀のスコットランドは国が不安定で民衆は苦しんでいた。
氏族の族長ロブ・ロイは、家族と仲間を養うためイギリスの貴族
モントローズ公爵から金を借りて、牛を買って育てミルクを売り
儲けた金で借金を返済しようと考えて仲間に相談し承認された。

ロブ・ロイは、公爵を訪ね借金の申込をした。
公爵はロブ・ロイが持っている土地3000エーカーを担保とする
ことで同意した。
ロブ・ロイは、信頼している仲間のアランに約束手形を受け取りに
行かせた。
モントローズ家の金庫番キラーンは、アランに手形でなく現金を
渡した。
アランは、最初話が違うと拒否していたがキラーンは必要ない
なら貸さないというので、仕方なく金を受け取り、馬に乗り森の中を
ロブ・ロイたちが待つハイランドへ向った。
キラーンは、公爵の部下のカニンガムが多額の借金に困っていた
ことを知り、この金のことを教えた。
カニンガムは、森に罠を仕掛けアランを殺して金を奪った。
ロブ・ロイのもとにアランの馬だけが戻り、ロブは公爵に金が届かない
と苦情を言いに行った。
金庫番キラーンはアランが署名した書類を見せ確かに渡したと主張。
困惑しているロブ・ロイに公爵は対立するアーガイル公爵の悪い噂を
流してくれれば借金に対する猶予を与えると提案したがロブは断る。

結局、借金は期日が来ても返済できずロブを捕まえに公爵の配下の
者たちがロブの家にやってくる。
ロブは、このことを察して山に隠れたが妻のメアリーとこどもたちは
家に置いてきた。
ロブを捕まえにきたのはカニンガムで彼はロブの妻メアリーを家の
中で犯した。そして、家も焼かれた。

ロブは、山から下りて妻とこどもが無事だったことに安心する。
妻メアリーは、犯されたことは黙っていた。

モントローズ公爵の部下は、この後ロブを捕らえ、仲間の男たちも殺す。

ロブは妻が犯されたことと身ごもったことをカニンガムに捨てられた女性
から知ることとなる。

妻が犯され、仲間を殺され、男の怒りは頂点に達した。

ここから先は、映画を観てのお楽しみ。

ロブ・ロイという男、勇猛果敢冷静にして沈着。
妻メアリーも同じように冷静にして沈着。