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読書を楽しむ「今和次郎 思い出の品の整理学」

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古いものを捨てようとすると思い出の情にひかれて

捨ててしまえないものが出てくる  

倉や納戸の中に嫁に来た時の箪笥とか衣装だとか、行灯だとか、今の生活では足しにならないものがある。そういう品物は思い出の品々の整理ということだけでは始末がつかない。祖先がこういう暮らしをしていたという大切な思い出であり、国や地方としての文化財として公の手で整理をしなければならない。同じように、わが家だけの文化財もあるはずだから、その文化財の始末をどうしたらいいかという内容で、作者がいう通り、言うは易しでなかなか捨てられない。


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