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レンタルDVDで映画を楽しむ「生きる LIVING」

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余命半年と宣告された男がしたことは

荒廃した空き地を整備し

公園として再開発することだった

そして、男はブランコに座り亡くなった

1953年。第二次世界大戦後、いまだ復興途上のロンドン。公務員のウィリアムズは、今日も同じ列車の同じ車両で通勤する。ピン・ストライプの背広に身を包み、山高帽を目深に被ったいわゆる“お堅い”英国紳士だ。役所の市民課に勤める彼は、部下に煙たがられながら事務処理に追われる毎日。家では孤独を感じ、自分の人生を空虚で無意味なものだと感じていた。そんなある日、彼は医者から癌であることを宣告され、余命半年であることを知る――。
彼は歯車でしかなかった日々に別れを告げ、自分の人生を見つめ直し始める。手遅れになる前に充実した人生を手に入れようと。仕事を放棄し、海辺のリゾートで酒を飲みバカ騒ぎをしてみるが、なんだかしっくりこない。病魔は彼の身体を蝕んでいく…。ロンドンに戻った彼は、かつて彼の下で働いていたマーガレットに再会する。今の彼女は社会で自分の力を試そうとバイタリティに溢れていた。そんな彼女に惹かれ、ささやかな時間を過ごすうちに、彼はまるで啓示を受けたかのように新しい一歩を踏み出すことを決意。その一歩は、やがて無関心だったまわりの人々をも変えることになる――。(公式サイトストーリーより)

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人生の終わりにウィリアムズがしたことは、「大戦の爆撃で荒廃した空き地が、下水により不衛生になっているため、整備した上で公園として再開発してほしい」と陳情する女性たちの願いを聞き入れることだった。それこそが元同僚から言われた「死んでいるのに生きている」というゾンビというあだ名を返上し、今の自分に何ができるのか考えた結果の結論だった。残り少ない命で成し遂げようとした市民課の課長としての仕事。それが公園の再開発だった。ひとのためにできることをして生涯を終えることができるなら素晴らしいことです。ツタヤレンタルDVD


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