映画を楽しむ「くじけないで」

明治４４年栃木県で生まれた柴田トヨさんが裕福な
環境から商売が傾き奉公にでながら家計を支え
明治、大正、昭和、平成という時代を生き、夫に
先立たれ無気力になったときに息子の勧めで
詩を書き始めたトヨさんの半生と家族とのエピソードを
描いた映画です。

トヨさんは、３３歳で結婚し息子健一を授かる。

映画は、夫が認知症で妻のことを忘れてしまった
ところから始まる。
夫を亡くしたことでトヨさんは無気力になっていた。

家族は、息子の健一が無職で親に法事と言っては
金をせびり、職も転々として競輪場に通うダメ息子。

このダメ息子が新聞広告をみてトヨさんに詩を書いて
もらうことを思いついて、やがて自費出版される。

なにもやることがないというひとがいますが
そんなひとにはトヨさんみたいに日常の出来事を
言葉に置き換えて詩を書くこともひとつの過ごし方
かも知れません。
老後の生き方や過ごし方の参考になる映画でした。