求職活動 「生涯現役実現セミナー参加」

ラストのセミナー受講

定員25名の55歳以上の求職者を対象としたセミナー。

内容は「生涯現役を実現する　職業生活設計・就業支援
セミナー」といううたい文句になっているが参加したひとの
大半が就職できないでいる。


逆に、セミナー主催者の相談員の年齢は70歳。
なんかおかしい。

高齢者を取り巻く就業環境は、圧倒的に中小企業が多いので
なんでも自分でやる覚悟が必要とか、職業や職種が限定される
ので過去の仕事に関係なく柔軟になれとか、フルタイムとか考え
ないでパートや派遣などの多様な働き方を考えろとか、人脈を
活用しろとかそういう話で参加者はみんな知っていることで
代わり映えのしない内容だった。


結局のところ生涯現役などというはやり言葉を使っているが
就職できないのはセミナーの主催者ではなく、ハローワークでも
なく求職者個人がということになり、いつも思うこんなことしても
なんにもならない時間の無駄という気がしてならない。
終わりにセミナー受講証明書を受け取りハローワークの認定の
ためだけに受講したような形になってしまう。


個人的には最後のセミナーとなった。
以後は、就職が保証されるセミナーであれば参加するが、そんな
セミナーは存在するはずもなく、また基本手当（失業手当）の受給も
なくなるので時間つぶし以外で参加する意味もなくなった。

同じグループになり討議したメンバーにパソコンのソフトウェア関係の
ひとが２名いたがある年齢なると会社では限りなく不要な存在に
なるらしい。

現在のところ高齢者に与えられる仕事はないというのが計10回セミナー
に参加した感想である。
また、国民年金からの年金しか受けられないひとも参加していたが
こちらは更に仕事がないことが生活を圧迫しているらしいが救済される
ことはないと思われる。