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地上波で映画を楽しむ「祈りの幕が下りる時」

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「人はなぜ嘘をつくのか」

東京・日本橋署の刑事・加賀恭一郎が日本橋に

留まる理由が明らかになる

今作は加賀の母親・百合子が幼い加賀を捨てて失踪し仙台の呑み屋で働くところから始まる。そして、母親が亡くなり加賀に連絡がいって母に男がいたことを知る。東京の葛飾区のアパートで40代女性の腐乱した絞殺死体が発見される。被害者は滋賀県在住の女性・押谷道子で、現場となった部屋の住人、越川睦夫が消息不明に。なぜ滋賀に住む女性が見ず知らずの男性の部屋で殺されていたのか。警察は被害者が上京した理由を調べ始める。やがて捜査線上に浮かび上がったのは、明治座で新作を上演中の演出家・浅居博美。これまで鋭い洞察力で相手の“嘘”を見抜いてきた加賀の前に現れた博美にもまた、誰にも言えない真実があった。しかし彼女には確かなアリバイがあり、捜査は進展しない。捜査一課の刑事・松宮は捜査を進めるうちに遺品(カレンダー)に日本橋を囲む12の橋の名が書き込まれていることを発見する。その事実を知った加賀は激しく動揺する。それは失踪した加賀の母親が住んでいた部屋のカレンダーにも同じ橋の名書き込まれていたためだった。(チラシより抜粋)

一組の家族がいて、夫婦には娘がいた。母親が性悪女で借金をして逃げた。残された父と娘は借金取り追われ夜逃げをした。そんな家族が事件の裏に潜んでいた。ひとというものは何か歯車が狂うと家庭が崩壊する。加賀の母親の失踪にもそういうことがあった。夜逃げをした家族は生きるために魔が差したことをした。父娘が夜逃げをしてからの逃避行は映画「砂の器」を思い出させる。見ごたえのある良い作品でした。TBSTV


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