読書を楽しむ「イ・ギホ 誰にでも親切な教会のお兄さんカン・ミノ」
P村の私立高校の教師ジョンスは7年もの間
同僚の英語教師ユニを片思いしていた
そのユニが教員研修でマレーシアのイスラム寺院を訪問してから
別人になった
彼女はヒジャブをかぶって学校に出勤した
ジョンスは高校の2年先輩のミノがP村の両親を訪問した時にユニがヒジャブをかぶらないように説得して欲しいと頼む。ミノはユニの中学の4年先輩で恩恵教会の聖歌隊で一緒に並んで歌っていたことがあった。3人はP村の恩恵教会で出会った仲だった。ミノは田畑の名義書き換えのトラブルでソウルから戻ってきたときにジョンスにつかまった。ふたりは卓球をしながらユニの帰宅を待った。彼女は礼拝に出かけていて夜の10時に帰宅することになっていた。ミノとユニは3年ぶりに会った。ミノはユニの顔が見たくなったと彼女に言った後で、宗教の話をしたがジョンスが一緒だったことで彼女の怒りを買い、そのまま帰った。
平凡な日常の中で良かれと思って頼まれて行動したことが実は相手のことを詳しくは何も知らずに引き受けたことで誰にでも親切な先輩は何の役にも立たないというお話でした。