SSブログ

読書を楽しむ「エリザベス・ストラウト オリーヴ・キタリッジ ふたたび」

DSC01125.JPG

アメリカ北東部にあるメイン州にある

小さな港町クロズビーに住む元教師のオリーヴ・キタリッジ

長年連れ添った夫ヘンリーがこの世を去って、息子のクリストファーとは離れて住んでいる。74歳になったオリーヴには、妻を亡くした老人ジャックとの出会いがあった。

ポートランドのホテルで一杯やったジャックは、パトカーに追走され、制限速度オーバーで違反切符を切られた。(逮捕)

妊婦を祝うパーティに出席したオリーヴは若い女アシュリーが産気づいたことに気づき、自分の車に乗せて出産させた。(生みの苦しみ)

ケイリー・キャラハンは父を亡くした8年生の女の子で母親とアパートで暮らしている。ケイリーは放課後に掃除の仕事をしてる。未亡人バーサの家に週一度行っているがキッチンの床のタイルを歯ブラシでこするように言われたり、消臭剤のきかない家の匂いにうんざりしていた。学校の教師のリングローズ夫人からも掃除を頼まれた。夫人は教会でグループ活動を立ち上げ家にいることはなかった。ケイリーの上の階に住むミニーさんを老人ホームへ訪問したときにオリーヴに会った。リングローズの家に掃除に行き、カウチに腰を下ろし、ブラウスのボタンをはずしたとき小さな火照りが体内を走った。そんな仕草を居間の入り口に立っていたリングローズ氏が見ていた。氏はそのまま続けてと言った。一通りの掃除をして帰ろうとしたら玄関に封筒が置いてありドル札が入っていた。翌週もカウチで同じようなことをしたら現金入りの封筒をリングローズ氏から受け取った。(清掃)

息子のクリストファー一家が三晩泊りに来た。オリーヴは息子に近いうちに結婚すると告げ、帰る日にジャックを紹介した。息子を育てた家も、育て上げれば母のない子だと思った。(母のない子)

メイプルツリー・アパートメンツの住人の話。地元民の友人、弁護士の友人、チャップマン夫妻、新しい入居者イザベルなど。(友人)


共通テーマ: