SSブログ

読書を楽しむ「ロビン・スローン はじまりの24時間書店」

DSC00108.JPG

時は1969年サンフランシスコ

旅行者は街中の図書館と書店をさがしまわっていた

目的の本は「テクニ・タイキオン(運命の技術)」

明日は故郷へ帰るという日の真夜中

旅行者は歩きながら失望していた

そのとき、24時間書店へ辿り着いた

店員が旅行者に声をかけた「はい?何か?」。旅行者は「本をさがしている」と言い、店員は「書名は?」と聞く。旅行者は「テクニ・タイキオン」と発言した。旅行者はエイジャックス・ペナンプラと名乗った。ペナンプラはスペインから逃れ、イギリスで誕生した。そこから引っ越しを繰り返しカナダへ行き、アメリカのイリノイ州に定住した。父親は”移民”という文芸誌を発行し、母親は高校の教師。ペナンプラはガルヴァニック大学に入学しルームメイトのクロードと知り合う。クロードは地下室でコンピュータを操作し昼夜過ごした。彼は3年で大学を卒業した。ペナンプラは大学図書館の館長ラングストンから図書入手職員見習いとして採用され、はじめて書物の入手作業を依頼される。書名は「テクニ・タイキオン」。この本は別の図書入手職員が担当していたが1657年で追跡が途切れていた。ペナンプラは本の探索をはじめ、サンフランシスコにある本屋・ウィリアム・グレイにその本があることを突き止める。そして、サンフランシスコの図書館と書店を探し回ったが目的の本屋は見つからなかったと店員に話す。店員はウイリアム・グレイという本屋は聞いたことがないと答えた。店員のコルヴィナは店主のモーに確認した。モーはウイリアム・グレイは船の名だと答える。サンフランシスコでは船が書店になっていたときがあったが・・・。

ペナンプラは意気消沈して街を歩いている。ウィリアム・グレイ号とさがしていた本がどういう運命をたどったのか知ってしまった。その船は湾が埋められサンフランシスコの街の下に埋められた。ここからがこの物語のおもしろいところでペナンプラは元ルームメイトのクロードを訪ね、ある情報を得る。その情報とは?本を読んでのお楽しみ。最後まで読むと本も書店も好きになる。


共通テーマ: