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読書を楽しむ「アメリア・レイノズル・ロング<羽根ペン>倶楽部の奇妙な事件」

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アマチュアの文筆家の集まり<羽根ペン>倶楽部

倶楽部の会員に中傷の手紙が届き

会員のひとり嫌われ者のマーガリート・イングリッシュに

疑いの目が向けられたが

その彼女が死体で発見された

会員全員がマーガリートに敵意を抱いていた

事の始まりは会員のひとりで新聞コラムニストのマーガレットに対して下品で悪意に満ちた手紙が送られてきた。彼女は会員のミステリ作家のキャサリンにこのことを告げた。週末に田舎の農園<アーリー>で倶楽部の会員が参加するお泊り会が行われ、そこに1年前まで倶楽部に所属していたマーガリートも参加することになっていた。夫人は会員の根も葉もない噂を流したりする常習犯で倶楽部を一度退会していたがまた復帰すると意思表示をしていた。倶楽部は5年前にレイバーン夫妻とマーガレットが立ち上げ地元新聞に会員の募集案内を出して搔き集められた。<アーリー>はレイバーン夫妻の古い屋敷で農園を避暑のための別荘に改装したものだった。マーガリートは医師の夫ハリーと来た。夕食の席はマーガリートが来たことで全員が不愉快な気持ちで嫌な雰囲気が漂っていた。翌朝、夫のハリーがマーガリートを朝食を食べるために部屋に呼びに行くと夫人は消えていて、緑の扉の部屋からランプの光が見え部屋の鉄製のベッドにマーガリートが横たわっていた。真紅の化粧着を巻き付け、頭の傍にランプがひとつと足元にひとつ灯っていた。両手を組んでその下にジョー=バイ・ウィードが一本置かれていた。彼女の死は自殺か、他殺か。探偵ごっこがはじまり犯罪心理学者が加勢して解決へと導いていく。


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