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読書を楽しむ「近藤 誠 新型コロナとワクチンのひみつ」

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メディアが伝えない

新型コロナの真実とは?

研究論文に基づいた解説

新型コロナによる感染症の名称COVID-19はCOがコロナで、VIはウィルスで、Dは病気の頭文字で、19は2019年の意味。PCR検査は鼻の奥に綿棒を入れて鼻咽頭液をぬぐい取りますが綿棒でウイルスがぬぐい取れなかった場合は偽陰性になることが多い。ウイルスが存在してない時期に検査をすると起きる。新型コロナは感染して免疫ができてもウィルスが変異してしまうと、免疫システムにとっては新しいウイルスが来たのと同じになるため再感染する。飛沫やウイルス粒子が空中をただよい、それによって感染することはある。そのため室内の換気が重要と言っている。

ウイルスの変異とは、遺伝子をつくる「塩基」が消失したり入れ替わることで起きる。新型コロナの遺伝子は約3万個の塩基からなっている。

免疫が暴走するサイトカインストームとは、サイトカインは細胞から分泌されるたんぱく質で、他の細胞や組織の働きを強めたり弱めたりしてからだの機能を調整しているが感染がきっかけでサイトカインが分泌され、それが体温中枢に働きかけ体温を上げ、あるいは痛みなどの症状を引き起こして非常事態が生じると分泌量が増加することで重症化するという見方が広がっている。

ウイルス性の疾患に抗生物質は無意味で有害。患者に出来ることは解熱剤を飲まないこと。感染症で発熱して苦しくなると熱を下げたいから解熱剤を飲むがウイルス感染では体温が高い方がウイルスと闘う際には有利になる。体温が高いとウイルスの活動が鈍り、免疫システムの働きが盛んになる。

くすりの話。タミフルの有効性?。タミフルの論文では共同著者10人中3人が製薬会社の社員で論文は製薬会社が雇った医学専門ライターが執筆し、共同著者の医師はライターが書いた論文に署名するだけ。新型コロナのワクチンや新薬でも論文を見なければ有効性はわからない。

ワクチンの三要素は「有効性」「副作用」「必要性」。これらの要素を別々に検討することで接種するかしないかの結論が得られる。ワクチンに効果があるか否かは「臨床試験」で判定される。一番最後の段階が「第三相試験」であり「比較試験」でもある。肺炎球菌ワクチンの場合はオランダで比較試験が実施され、男女84000人を2班に分け、片方には生理食塩水を注射し、他方には肺炎球菌ワクチンを打って4年ほど経過を見ると、死者数は生理食塩水で3005人、ワクチンで3006人。死者数からワクチンを打っても打たなくても結果は同じだった。インフルエンザワクチンはその年に流行したウイルスの型と一致したときだけ、発症の予防効果があるが、複数年にわたって何度接種しても、ワクチンで使われなかった型のウイルスに感染し発症したら予防する力は乏しい。自然感染した場合には、将来感染するであろう別の型のウイルスに対する免疫も得られるケースが増える。外国産のワクチンには免疫補助剤という免疫システムを刺激する物質が加えられる。接種後の急死はワクチンとの因果関係が問題視されるが専門家が検討した結果は「ワクチンとの因果関係は認められない」とされてしまう。ワクチンの事故の場合、解剖しても各臓器にワクチンで死んだという痕跡が残らない。この場合の解決策は急死は副作用と推定し、厚労省や専門家に「副作用でないこと」を証明させることが重要。

知らないことは学ぶしかない。


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