読書を楽しむ「はじまりのイソップ物語」
物語にはたくさんの教訓が含まれている
うぬぼれ屋の行動は、隠れた欠点を暴く「犬」という物語。
その場その場で自分を変えられるひとは危機を免れるという「コウモリとイタチ」。
悪人が善人ぶっても頭のいい人の目はごまかせないという「猫と鳥たち」。
力ずくより、穏やかに説得したほうがうまくいくという「北風と太陽」。
怖くても、慣れれば大丈夫という「きつねとライオン」。
悪人はまっとうな理由が見つからなくても悪事を働くという「猫とおんどり」。
どんなに優れていても、努力を怠れば負けるという「ウサギトカメ」。
大きいものには勝つが、小さいものには負けるという「蚊とライオン」。
友を裏切ると、じかに仕返しをされなくても、天の報いを受けるという「ワシときつね」。
根がやさしい人でも、悪者にされれば復讐をためらわないという「追いはぎとクワの木」。
139話のイソップ物語。暇人は時間つぶしに読んで教訓を得ることができた。