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読書を楽しむ「穂波 了 裏切りのギフト」

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中国で生み出されたデザイナーベビー

”ギフト”が日本に現れた

30年前に遺伝子操作技術で各分野で活躍できる

人材をつくる計画が実行され

世界各国へダミーフアミリーの子供として入国し

スパイ活動を行い得た機密情報を中国に渡していた

中国の国家主席が代わりデザイナーベビーは

スパイ行為の事実が洩れることを恐れ

抹消されることになった

IQは180を超えるが、その代償として寿命は短かった

期限付き命に3人のデザイナーベビーは

平和の中で、普通に仕事をして、社会に貢献し

ひとりの人間として生きたいと日本を亡命先に選んだ

ユーリ30歳は宇宙開発に携わりたいと答え、クマリ26歳は医療分野と答え、ダルトン27歳は歌手になりたいと言った。日本の警察は”ギフト”担当にSAT制圧班の伊吹警部と藤崎巡査部長と警視庁の警備局の眉村参事官とCIAで働く元デザイナーベビーのバートランド女史を選んだ。また、23名がギフトから電話をもらう候補者に選ばれた。その中に観光庁の職員・佐藤もいた。23名は過去にパスポートを盗難した政府関係者だった。そして3日後に佐藤にユーリから電話が入った。中国がギフトの命を狙っているので防衛庁の敷地内に特区を設けてほしいと言った。ユーリは自分が取引材料になりアメリカや日本政府の武器になるのでクマリとダルトンの望みを叶えて欲しいと証拠として極秘情報を渡すと佐藤に言った。佐藤の電話はSAT制圧班の東条に位置情報を聴話されギフトがブリリアントパーク東京の2901号室にいることを突き止め突入したが蛻の空だった。トレーラーに戻った東条はSATの人数が1名多いことに気づいたが車内で小型の噴霧器から出た神経ガスで10名中8名が死亡した。佐藤はギフトに誘拐され、ギフトのユーリはSATを殺したのは中国から送り込まれ暗殺者でクマリとダルトンの両方かどちらかがスパイに入れ替わっているかも知れないと・・・。これで日本政府との取引は不可能になった。裏切り者は、何者なのか?利用するものと利用されるものの違いをシカト学ぶことができました。


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