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読書を楽しむ「カラーニ・ピックハート わたしは異国で死ぬ」

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2013年の秋

ウクライナ第4代大統領ヴィクトル・ヤヌコーヴィチは

親ロシア的な政策を強めた

これに反対する人々が首都キーウの

独立広場に集まり、マイダン革命がはじまった

市民の大規模なデモに対し特殊部隊ベルクトの武力行使があり、多くの市民が傷つき、病院やホテル、修道院に運び込まれた。修道院ではウクライナ系アメリカ人の医師カーチャがボランティアとして働いている。そこに軍服姿で司令官と呼ばれる年老いた男性がいた。重傷を負っていて身元は不明だった。司令官はマイダンのピアニストとして知られていた。広場のデモに参加し毎日修道院を訪れる鉱山技術者のミーシャがいた。ミーシャの友人に青い髪の活動家スラヴァがいた。2014年1月から5月までの出来事がカーチャ、司令官、ミーシャ、スラヴァの話から背後にいる人々へとつながり物語として書かれている。

2022年2月にロシアはウクライナ全域に総攻撃をかけ、戦争は今も犠牲者を出しながら続いている。ウクライナの戦いは2022年以前から続いていたことを知る。


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