2023年5月18日(木)本を読むとは他人の人生を生きること
本の世界で自分ではない
誰かの人生を辿る
ひとは本がなければ一人分の人生しか生きられない
1冊の本があれば、違う世界を
違う人生を生きることができる
今日も朝から暑い。真夏日になること間違いない。細君は少しだけ体調がよくなったように見える。朝食も同じものを量だけ少なくして食べるようになった。
洗濯物を干してから散歩しながら図書館へ予約本を受け取りに出かけた。
アジサイが花を咲かせつつある。
水車の水が涼を呼ぶ。
本を4冊借りた。暇人は読書でいろいろなことを学ぶ。散歩の成果。
昼食を購入して帰宅した。家に戻り新聞を読んでから昼食を食べた。
14時過ぎに洗濯物を取り込んだ。細君は自分の部屋で横になった。大相撲をBSで観戦しながら過ごした。
17時過ぎに細君がリビングに来た。アイスを食べた。在庫がゼロになった。風呂場掃除をして、点眼して、晩酌の時間になった。
ドイツワインを飲んだ。母の日プレゼントの牛しぐれで夕食を食べた。
転寝しながら過ごし、22時半過ぎに風呂に入り、ブログの更新をして、ごきげんようおやすみなさい。明日はワイルド・スピードの最新作を観て、GAPで買い物をする予定だったが雨予報なので月曜日に変更しようかと悩んでいる。
読書を楽しむ「名取佐和子 図書室のはこぶね」
野亜高校図書室の図書当番の代理を頼まれた
百瀬花音は
図書委員の俵朔太郎と1週間だけ
図書当番を担当することになった
掃除をしていたときに文庫本
「飛ぶ教室」が床に落ちた
書架に戻しに行ったら同じ文庫本が鎮座していた
床に落ちた文庫本には紙切れが入っていて
”方舟はいらない
大きな腕白ども 土ダンをぶっつぶせ!”と
書かれていた
その文庫本は10年前に貸し出されたものだった
暇つぶしに百瀬は謎解きをはじめた
土ダンは野亜高の創立当初からの体育祭の名物で土曜ダンスのことだった。百瀬はバレー部の部活で怪我をして体育祭の参加もドクターストップがかかっていた。それで同じクラスの図書委員村木に代打を頼まれた。データ上1冊しかない蔵書が2冊出てきた。学校司書の伊吹に確認したら1冊しか購入していなかった。百瀬は「飛ぶ教室」を体育祭までの1週間借りることにした。1年生の奈良が女装してビールの売り子の仮装で土ダンで踊りたくないと言って図書室に逃げこんで来た。彼は蔵書検索機の本ソムリエで1冊本を借りた。このシステムは卒業生の三池が作成者だった。百瀬は「飛ぶ教室」の借主データを調べたら10年前に佐々野という生徒に貸し出しされ、返却されていなかった。スマートフォンで佐々野で検索したら登校中に土砂崩れに巻き込まれて亡くなっていた。百瀬は佐々野の友達を見つけるために卒業アルバムを見たら、百瀬の担任郡司先生と卒業生三池が図書員だったことを知る。体育祭に参加できない暇つぶしで追い始めた、10年ぶりに返却された本「飛ぶ教室」のミステリーはこれだけでは終わらない。本家の土曜ダンスのほかに諸事情で踊れないひとを対象にした自由形の土曜ダンスも実施されるという展開になり、これこそが土ダンをぶっつぶせ!だった。それなりに最後まで読める展開でよかったと思う。返却されなかった本の謎は本を読んでのお楽しみ。