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読書を楽しむ「思い違いの法則 じぶんの脳にだまされない20の法則」

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脳についての話ではあるがサブタイトルが脳にだまされないと書いてあり
興味しんしんで読んでみた。

人間の頭にはふたつのオペレーション・システム(情報を一元化するもの)がある。
ひとつはスピードが遅く、論理的、慎重、用心深い。
ひとつは処理スピードが速く直感的、そして道理に合わないことも多い経験則。

経験則とは、本人の実体験から裁断する姿勢のことであり、頭にパット浮かんだ
ことを信用せよいうことである。
これは直感というものであり日々の生活の中で判断を求められたときには
役に立っていることが多々ある。

本では、この経験則にだまされてベテランスキーヤーが雪崩で亡くなった事例が
書かれています。
彼が通るルートは雪崩の名所で知られていたがなぜそのルートを選んだのか
それも経験豊かなスキーヤーがということになる。
経験則というのは役立つこともあるが、それは完璧ではなく理屈に合わない
ことも多いということである。

この経験則による選択や判断を間違えないようにするにはどうすればいいのか
ということがこの本には書かれています。

仲間はずれにされたひとは飲み物を頼むとき熱いコーヒーやスープを頼む
確率が高いそうです。
野球で打率が高い選手はボールが大きく見えるそうです。
ハイウェイで1台の車がトラックを追い越そうとしている、そして前方から
別のトラックが走ってくるというようなシーンを想定するとひとは衝突は
さけられないと判断する。どうしてそうなるかというと我々の過去の記憶は
目の前の新しい記憶に上書きされて過去にどう考えていたか自分に
正直になることができないということらしい。

じぶんの脳にだまされるなということはたいへんなことである。

ひとに否定的な感情があるのは生き延びるためのためであり
ひとはガンやウツを経験するとすぐそうだと思い込み健康な生活を
送ることを狭めてしまう。

まだまだひとに関することは解明されていないことが多い。
ときとして自分が見せる喜怒哀楽も経験則からの思い違いかも
しれないしムズカシイ本を読んでしまった。

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