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映画を楽しむ「ミュンヘン」

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1972年ミュンヘンオリンピック
パレスチナの過激派が
イスラエル選手の宿舎へ侵入
選手9名が殺害され、人質11名が死亡

パレスチナの過激派組織「黒い九月」による犯行動機はイスラエルに
収監されているパレスチナ人の解放だったが銃撃戦になり最悪の
結果となった。

イスラエルは報復を決意する。
秘密情報機関モサドは暗殺チームを編成する。
リーダーは、アヴナー。彼には妊娠中の妻がいたがこのことは黙っていた。
アヴナーには、4人のスペシャリストがメンバーに加わった。
車両担当のスティーヴ、爆弾製造担当のロバート、現場の後処理担当の
カール、文書偽造担当のハンス。
「神の怒り作戦」と名づけられ11名のパレスチナ人暗殺を計画する。

ターゲットをローマ、パリで1名づつ殺害する。
そして、アヴナーはメンバーに内緒で妻の出産に立ち会う。
また、家族が危険に晒されるかもしれないためNYへの移住を妻に言う。

この後、キプロス、レバノン、アテネで1名づつ殺害する。
ところがカール、ハンスが殺害され、狙う立場から自分たちが追われる
立場になったことを知る。

ひとが殺され報復すると、相手から報復したことで、また報復される。
現場人間は、いつも恐怖に怯えなければならない。
なんともイヤな世界。

物事が武力や報復では解決しないことを学びたいひとにはお勧めです。



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