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読書を楽しむ「平澤秀人 チェックリスト式認知症高齢者の心がわかる本」

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歳をとったら認知症になる確率が高いので

患者の心がわかる本に興味を持って読んでみた

脳の機能が低下したことで記憶力や判断力が落ちる。そのことを理解して接しなければならないがなかなかそうはいかない。認知症患者の心の中にある不安が症状の元凶であることを周りの人が理解して接しないとうまくいかない。この本には認知症の人に対する向き合い方が書いてある。

1.不安げな様子で落ち着かないときは、静かに声をかけるのが〇で、失敗を指摘するのは×。

2.些細なことで怒るようになったら、こらえて衝突を回避するのが〇で、黙らせることが×。

3.自分の失敗を人のせいにするときは、やんわりと指摘するにとどめるが〇で、責任を追及するのが×。

4.言ってはいけないことを口にするときは、冷静に受け止め話題をそらすが〇で、責めたり謝らせることが×。

5.強い口調で言い返してくるときは、話を聞き、怒りが引くのを待つが〇で、介護者が言い返すが×。

6.外出しないで家でボーっとしているときは、介護者が誘ってあげるのが〇で、キャンセルをとがめるのが×。

7.家族を泥棒扱いにするときは、一緒に捜し、注意をそらすが〇で、怒って言い返すが×。

8.汚した下着をしまいこんでしまうときは、さりげなく処理することが〇で、叱ることが×。

9.言ったばかりのことを繰り返すときは、できるだけ聞いてあげるが〇で、拒絶するが×。

心の不安を理解しない限り誤った向き合い方をしてしまうことが理解できたが、そうは言っても我慢ができないひとが多いのも事実。学ぶしかない。本の著者は95歳の認知症の母親を介護した経験から書いている。



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