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ケーブルTVで映画を楽しむ 「プレミアム・ラッシュ」

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男は中国人の女から超特急便を頼まれるが

20分で3回殺されかける オレになにを運ばせている

バイクメッセンジャーのワイリーは

知り合いの中国人女性ニマから1通の封筒を託される

しかし、これが悪夢の始まりだった

ワイリーは、悪徳刑事マンデーや、背後に蠢く悪の組織に追われる羽目になる

マンハッタンを走るバイク・メッセンジャーの速さは プレミア・ラッシュ(超特急便) pra.png

メッセンジャーは、中国人女性から一通の封筒を受け取り 宅配するよう頼まれる。 同じ頃、警察の刑事が中国人の賭け事に手を出して負けが 込んで借金をしていた。 借金をチャラにするために中国人女性が持っている封筒を 回収しろと条件をつけられる。 中国人女性がメッセンジャーに封筒を渡した直後に刑事が 現れ、女性に封筒を寄越せと迫る。 そして、刑事は封筒がバイク・メッセンジャーへ渡されたことに 気づいてメッセンジャーを車で追いかける。 メッセンジャーは、車で追いかけられて危うく死にそうになる。 封筒には、なにが入っているのか。 メッセンジャーは、なぜ自分が宅配を頼まれた封筒が狙われて いるのか分からず困惑する。 街の中を衝突スレスレに走る自転車の走行シーンは観ものです。 封筒の中身が知りたいひとは映画を観てのお楽しみ。 ムービープラス


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2020.4.20(月)将来の夢は?

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何になりたいとか、どんなふうに生きたいとか

それとも、とにかく生きていければいいとか 

志があるひととないひとの差がこのウィルス騒動で如実に表れた。

今日も朝から雨の1日。完全なる自粛日になる。朝食をつくり細君と朝ドラを観ながら食べる。会社を退職してから変わらない毎朝の習慣。これが至って平和。

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新聞を読んでからケーブルTVで映画を観ながら過ごし、その後は読書で暇つぶし。本は図書館で予約したら190人待ちのものを先日ブックオフで購入した。読めば内容はおもしろい。

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昼食は近所のカフェでパンを購入した。カフェでは手作りマスクも販売していた。1枚購入した。コロッケパンとバナナパンとたらこパンを食べた。細君はサスペンスドラマ(赤い霊柩車24)を観ながら過ごし、その後は昼寝をした。

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15時過ぎから気分転換に数独をして遊んだ。

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ニュースを観たら院内感染と家庭内感染が増えてきている。感染者数はどうにも止まらない。晩酌して、夕食はカレーライスを食べ、家族に乾杯を観てから、ケーブルTVで映画を観て、風呂に入り、ブログの更新をして、ごきげんようおやすみなさい。

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読書を楽しむ「凪良ゆう 流浪の月」

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夏の夜明けは早い

けれど夜の領域にはうっすらと白い月がまだ残っている

家内家のお父さんとお母さんは野外フェスタで知り合い結婚し更紗を産んだ。市役所に勤めるお父さんと専業主婦のお母さんはよくキスをする、この幸せは永遠に続かなかった。最初にお父さんはお腹の中に悪いものができて消え、次にお母さんに新しい恋人ができて消え、更紗は叔母さんの家に引き取られた。見知らぬ街の見知らぬ小学校へ転校したが友達はできなかった。叔母さんとお母さんは仲のよくない姉妹だった。叔母さんの家には中2の一人息子がいて更紗にちょっかいを出していた。そして、叔母さん宅の居心地が悪くなっていった。暗くなるまで公園で本を読んで過ごすようになった。その公園ではロリコンと呼ばれている男の人が毎日文庫本を読んでいた。蒸し暑い梅雨の季節に公園で雨に降られ、泣きたい気分になっていた時、お父さんと同じ靴を履いていたロリコンと呼ばれている男の人から「帰らないの?」と声をかけられ「帰りたくないの」と答えたら「うちにくる?」と聞かれ「いく」と答えた。男の人はマンションに住み、佐伯文と名乗り19歳の大学生で紅茶を出してくれた。更紗も家内更紗と名乗り「ずっとここにいていい?」と聞いた。文は「いいよ」と答えた。1週間が過ぎてテレビから更紗の名前が聞こえてきた。小学4年生の9歳になる家内更紗ちゃんが下校途中に児童公園で遊んだ後で行方不明になったというニュースだった。梅雨が明けて夏が来ても更紗は文のマンションにいた。文は更紗にとって善意のひとだったがこの暮らしも長くは続かなかった。ある日、ふたりの関係は被害者と加害者という関係に変わり幼女誘拐事件として報道され、更紗の子供時代が終わった。

15年が経過し更紗はファミリーレストランで働いていた。パートさんの送別会の帰りに同僚と夜の8時からオープンするカフェに立ち寄った。このカフェで文がマスターとして働いていた。文は更紗に気付いていなかった。

ふたりの関係は親子ではなく、夫婦でもなく、恋人でもなく、友達でもなく、言葉にできるわかりやすいつながりでもなく、なににも守られておらず、それぞれひとりで、それが互いをとても近く感じさせている。ふたりはどこにいても世間からは誘拐事件の加害者と被害者というレッテルを張られ安住の地はなかったがふたりともひとりではないということに気づいていた。愛ではないが、そばにいたいという新しい人間関係の物語。2020年の本屋大賞受賞作である。

万人受けするストーリーではないがひととひととの関係にルールがあることの生きずらさを描いている。生きる道をどう見つけるかは当人たちが納得できればそれでいい気もする。ひとりではないのだから。


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