2021.11.18(木)当たり前のような毎日
当たり前にような毎日がコロナウイルスの発生で
おかしくなった
職を失ったり、収入が減ったり、外出が制限されたり
学校の授業が、スポーツが対面でできなくなったり
人々の暮らしに影響を大きく与えた
当たり前のような日常を取り戻すには神様にお願いするか
時間をかけて待つしかない
気持ちよく眠れて朝起きた時は7時半を過ぎていた。細君は既に起きていた。朝食をつくり、朝ドラを観ながら細君と食べる。新聞を読んでから、自治会の議事録を読んで、ケーブルTVで映画を観ながら過ごした。
細君はアルバイトへ出かけて昼食は知り合いと食べてくると言って出て行った。昼食は近所のパン屋でおむすびと唐揚げを購入し味噌汁をつくり食べた。午後はレンタルDVDを観ながら過し、14時に洗濯物を取り込んでからTVで大相撲観戦をしながら過ごした。
細君は17時近くに帰宅した。お茶してから晩酌の時間までニュースを観て、ボジョレーヌーボーで乾杯して、お弁当を食べ、ミカンを食べた。ケーブルTVで映画を観ながら食べ、ドクターXを観てから風呂に入り、ブログの更新をして、ごきげんようおやすみなさい。
11/17時点の実効再生産数は0.94で感染が抑えられているとはいいがたい。地元の感染者は0名。まだまだ制限がある日常生活を送らなければならないが出口が見えない。そのうち今の生活が当たり前のような毎日になるのかも知れない。
読書を楽しむ「若竹七海 パラダイス・ガーデンの喪失」
葉崎市楡ノ山西峰地区に千坪の土地を借りて
庭造りを初めて30年の兵藤家
父は庭造りを初めて2年後に、母・日向子は4年後に病で亡くなったが
兵藤房子は一人で土地に住み続け
個人庭園<パラダイス・ガーデン>を守って来た
早朝、房子が庭を一周してベンチに座っている女性を発見した
近づいてみるとナイフを喉に刺して死んでいた
葉崎警察署の二村警部補が捜査にあたり女性は70歳前後で身元の分かるものは持参していなかったが自殺と判断された。二村は身元不明の女性の所持品のタオルから市内のスーパーに聞き込みをして隠しカメラの映像を確認していたら映像に日本一有名な殺人容疑者・白鳥賢治が映っていた。パラダイス・ガーデンの名前を勝手に使用した老人ホーム建設計画が謎のセールスレディによって起きていた。問い合わせが房子に連日電話で殺到していた。パンフレットに房子のパラダイス・ガーデンが掲載されていた。
イラストレーターの渉と陶芸家を志す颯平は2年前に葉崎市へ引っ越してきた。颯平は街に住む引退したキルト作家・前田潮子の大叔母の相続財産を狙っていた。街では営利目的の誘拐事件も発生し元夫と息子が誘拐され妻に2千万円の身代金が要求された。児島翔太郎と榛原宇宙は自転車でピンクの髪をした女からバックを奪った。ふたりには依頼人から報酬50万円が約束されていた。房子の母・日向子にキルト作家・前田潮子を紹介したのはお茶屋の大女将・関瑞季で瑞季の妹・瑞恵は縫物が特技で前田潮子の内弟子になっていた。その瑞恵は白鳥賢治の元妻だった。カラオケスナック<タイガー・リリー>のリリーは不倫相手が5人もいる男とか、結婚詐欺の前歴がある男とか、金銭トラブルを起こした工務店の社長・久我茂とかと関係があった。久我茂は20年前に兵藤家の家の建築をしたがずさんな工事をして姿を消した。久我茂の妹・久我美津江と房子は友達だった。房子は前田潮子を訪問して彼女の遺体を発見した。警察に報告して二村警部補が現場に到着した。前田家周辺にやじ馬が集まりその中にプロの窃盗犯・義成定治がいた。潮子の相続財産を狙っていた渉と颯平もやじ馬の中にいた。義成は前田家に盗みに入り潮子に見つかり彼女は驚いて倒れて動かなくなった。渉と颯平も前田家を縁側から不法侵入し家の中で大叔母の死体を見つけ逃げ出していた。その3人が容疑者として逮捕された。
キルトを題材にした謎解き物語は登場人物が多く、話がころころ変わり、キルトをつくるときに子布のピースを一定の法則(パターン)にそって縫い合わせる手法に似ていて作品が完成しないとことの真相がわからない構成になっている。最後まで読まないと全体の真相はわからないのでころころ変わる場面の展開についていけなければ真相は闇の中のままになる。