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ケーブルTVで映画を楽しむ「帰れない二人」

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激変期の21世紀中国。
北京五輪開催、三峡ダム完成、経済の急成長……
変わりゆく17年の月日の中で、
変わらぬ想いを抱えた女と男がすれ違う


2001年、山西省・大同(ダートン)。チャオの恋人はヤクザ者のビン。地上げの片棒を担いだり、雀荘などの遊戯場を仕切ったりする毎日。ビンは仲間内からも一目置かれ、兄貴的な存在。この仁義の世界で、義侠心を重んじながら、のし上がろうとしている男。でも、チャオはもっとささやかなビンとの幸せを夢に描いていた。ある夜、二人の乗った車がチンピラに囲まれ、ビンは暴漢たちに襲われる。拳銃を持って車を出るチャオ。空に向かって威嚇射撃。響き渡る銃声に若い暴漢たちは動きを止めた――。

2006年、長江・三峡、奉節(フォンジェ)。5年後に出所したチャオはビンを探しに奉節へやってきた。久しぶりのビンとの再会。しかし、すべてを失ったビンは故郷・大同には帰れない、と言う。伝えたかった5年分の言葉を飲み込み、立ち去るチャオ。ダム建設のために訪れた人と住み慣れた街を去らねばならない人。港では人々が寂しげに佇む。汽車で乗り合わせた男に新疆ウイグル自治区ならすぐに仕事が見つかると聞き、チャオは乗り換えの武漢(ウーハン)から38時間かかる新疆のウルムチへ向かう。

2017年、大同。中年になったチャオとビン。すれ違い続けた二人は再び、大同で出会う。(公式サイト物語より抜粋)

2017年、チャオは大同で雀荘の女主人になっていた。そして、病気で車椅子生活を送っていたビンを引き取るがビンとの生活は長くは続かなかった。どうしてもすれ違う男と女の物語。ザ・シネマ



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2023年8月17日(木)夏はオクラのネバネバ効果で粘る

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生産者が一生懸命につくったオクラ

この夏、オクラを食べて

粘り強くなっている

サラダに、納豆に、わかめに使用している

台風が去ったので朝から気温は上昇している。今週は地域のおまつりがあるが気温は猛烈残暑で体にこたえそうだ。

朝食をつくり朝ドラを観ながら細君と食べる。

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洗濯物を外干ししてからドラッグストアへ買い物に出た。少しでも安いものを手に入れるにはドラックストアで購入するに限る。

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新聞を読んでから、MLBをBSで観戦した。昼食は焼きそばパンを食べた。

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午後はふたりとも読書で過ごした。途中でお茶した。

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14時過ぎからレンタルDVDを観て過ごした。

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17時過ぎに細君と夕食を買いに出かけた。公園を覗いたら櫓が組んであった。家に戻り、風呂場掃除をして、点眼して、晩酌して、鳥の唐揚げ弁当を食べた。

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転寝しながら過ごし、風呂に入り、レモン酢を飲んで、ブログの更新をして、ごきげんようおやすみなさい。明日は祭り会場のテント張りや提灯の取り付けが待っている。

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明日から3日間は自治会のお祭りイベントに駆り出されている。


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読書を楽しむ「乾 緑郎 戯場國の怪人」

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隅田川に浮かぶ屋形船に

江戸若女形の筆頭・瀬川菊之丞が

荻野八重桐に誘われ

芸達者衆と一緒に蜆採りにきていた

菊之丞は酔いも回り屋形船に残り

八重桐は小舟に乗り蜆採りに出かけ溺れ死んだ

元高松藩士平賀源内は、今は浪人である。戯文などを書いて小金を稼いでいた。版元の貸本屋から八重桐溺死の真相について書けと言われたが調べが行き詰まり、講釈師の深井志道軒に知恵を拝借にきた。八重桐は何者かに引き摺りこまれるかのように、泥の中に沈んで行き、そのまま行方が知れなくなった。菊之丞を芝居茶屋に呼んで一席設けることになった。茶屋には舞台が終わった市村座の関係筋が座敷に入ってきた。菊之丞から蜆採りの日の話を聞いた。菊之丞は屋形船の座敷で横になり寝入った後、目を覚ますと小舟から男が乗り移ってきた。男は菊之丞が女形の名を不動のものにした「鷺娘」観たと言い、私の顔に見覚えはないかと尋ねたが知らないと答えた。菊之丞は最近市村座の東側の上桟敷の同じ席を、ずっと買い占めている客のことを思い出し、貴方様ではございませんかと尋ねた。その客はいつも姿を現さないため楽屋で怪談話になっていた。男は答えず、菊之丞の体を引き寄せ、着物の裾に手を入れたがすぐに手を引っ込め背を向けた。菊之丞が女の体ないから男はためらった。眩いばかりの明かりが差し込んで丸に寶の紋が入った芝居小屋が建っていた。男は菊之丞に身上書を交わしてもらいたいと言われたときに菊之丞は起きてくださいと役者仲間から言われ目を覚まし、八重桐が溺れたことを聞いた。志道軒はその櫓紋が50年前に廃座になった山村座のものだという。山村座は「江島生島事件」がきっかけで廃座になった。大奥の御年寄・江島が山村座に立ち寄り芝居見物をして、看板役者の生島新五郎を芝居茶屋に呼び出し、大奥の門限に遅れ重罪となった。生島は三宅島に遠島になり、山村座も座元が遠島になり官許を取り上げられ廃座になった。

芝居小屋とは一つの国で、これを戯場國(けじょうこく)といい役者の堕ちる地獄のこと。人の情念が集まる芝居小屋も廃座となれば地獄に落ちて異形と化す。山村座は冥府で戯場國になった。

数日後、市村座の髪結いの仙吉が志道軒を訪ね、市村座で妙なことが起きていると告げる。幽霊が桟敷を買っていると言う。東上桟敷の奥から五番目を毎日買う客がいて、金子(きんす)は帳場に書き置きと一緒に何十日分をまとめ払いしているという話だった。志道軒の娘・お簾が訴事解決を引き受けた。東上桟敷五番の席の引き戸を引いたら空井戸があった。やがてお簾は、菊之丞が本物の菊之丞でなく化け物が化けていることを掴む。東上桟敷五番で起きている怪異はまだまだ序の口。山村座で起きた「江島生島事件」を柱に、遠き平安の世で起きた悲恋物語や深井志道軒の奇怪な生い立ちへと続いていく。荒唐無稽で摩訶不思議な怪奇物をお好きなひとにお勧めです。


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