60歳代の求職活動 体験記

事務系の仕事は無いと思ったほうがよいです

2013年9月末に一身上の都合で64歳6ヶ月で退職。
一身上の都合にもいろいろありお願いすれば会社都合でも
と思うこともあるが愚痴は言わずにあっさり退職。
仕事は、42年間事務関係で同一会社で勤務。
うち、8年間は並行して総務系の仕事も経験。
当然、パソコンは仕事道具でエクセルもワードも使え、プレゼン
もしてきた。
コミュニケーション能力も人並みにはある。

2013年10月ハローワーク初訪問。
窓口で求人登録を事務希望でするが年齢からあっさりありませんと
統計表を見せられ納得。
そこで紹介されたのが職業訓練。
ビル設備サービスという消防設備等の点検作業をメインに行う職業
訓練を勧められ応募してみたが筆記試験があり中学校の数学や
国語ができる知識が必要でその試験を受け、面接を受け結果を
待ったが不合格だった。
面接でこれまで経験したことはありますかと聞かれうそはつけず
ありませんと言ったことがいけなかったのかも知れません。
後でいろいろ聞くと給料も安く、深夜勤務もあり大変ということが
わかりました。
しかし、ハローワークでは求職者になんの経験がなくても大丈夫だ
と言って勧めたので実態は多少違うと報告した。

一身上の都合は、自己都合退職になり失業手当も３ヶ月間保留される
ためお金に困っているひとは退職は「会社都合」で辞める事が重要です。

求職活動をすることが失業手当(基本手当という）150日を受け取る条件に
なっているので最初の3ヶ月はセミナー受講に特化して活動した。
セミナーも予約制が多いのでハローワークに置いてあるパンフレットや
ネットで検索し応募しないと受講できない。
受講すると求職活動に該当し受講証明をもらえる。

ハローワークには28日(4週）に１回認定日というものがあり、最低でも
２回以上の求職活動が必要となる。
それは求職活動をしましたという報告書の提出があるためごまかせない。
活動をしないと認定されず失業手当ももらえないという仕組み。
人によっては求職活動すると履歴書を作成したり、面接を受けたりする
ので苦手なひとは手当がもらえず損しているひともいるかも知れない。

60歳以上はハローワークに求職者支援コーナーがあるので、そこで
自分のことを話し自分のやりたいことがあるかどうか相談することは
できる。

求職期間中にアルバイト等をすると認定を受ける書類にそのことを
書かなければならず手当も減額される場合がある。
書かないで後から見つかると大変らしいのでうそは駄目みたい。

2014年1月から本格的に生涯現役を目指そうと考えハローワークの
パソコンで求人検索し仕事の内容と必要な経験が自分に該当していたら
一般事務を応募した。
現在のところ8社履歴書を出し、面接をして全部不採用という実績である。
書類選考だけで不採用も中には含まれている。

仕事の内容は、パソコンで作業ができ、書類の整理や受付、ＨＰの更新
等の自分がこれまで経験したことを選んで応募した。
必要な経験はマイクロソフトのオフィスが使えるという条件に特化した。

就業期間は１年間に限定されている。
月収10万を目標にしてフルタイムと時給900円でパートという２つの条件で
応募している。
応募先は、公的機関に特化している。
市役所とか保険福祉事務所とかハローワークとか商工会議所とか日本
年金機構等の行政の機関に特化している。
理由は、信用できるからである。

不採用の要因を自己分析すると、まず募集人員が1名であること。
産休等の代行者である場合もあり、男は必要ないということもある。
雇用する立場になれば経験者を優遇していると思われる。
白髪頭で面接となると第一印象が悪いとも考えられる。
年齢不問と求人票に記載されていても実際に必要とされているひとは
こういうひとだと決まっているように思われることも面接から感じる。

65歳で年金をもらえるので、そんなにがんばらなくてもいいのではという
意見もあるが退職してなにもしないと認知症の予備軍になることは避けら
ないので働いて社会と関わりを持っていることが一番いい気がしている。

今も懲りずにハローワークで求人検索し求人票を印刷し窓口へ持参し
応募人数を確認してＯＫであれば履歴書をパソコンで作成し郵送して
結果を待っている。
書類選考が通れば面接まで進めるのでいつかは就職ができるかも知れない。
できない場合のことも考えてあり、いずれにしてもそれは求職活動に飽きたら
次の手は打ってある。
最終的には月3万円から5万円の収入を得ることが確実にできるようになる方法を
狙っている。

どうするか決断をする時期は失業手当の受給がなくなる6月末となる。