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Prime Videoで映画を楽しむ「男と女 人生最良の日々」

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人生最良の日々をまだ生きていない

とある海辺の施設で余生を送っている男ジャン・ルイ。かつてはレーシング・ドライバーとして、一世を風靡する注目を集める存在だった。ところが、いまでは徐々に過去の記憶を失い始め、状況は悪化するばかり。そんな父親の姿を心配したジャン・ルイの息子アントワーヌは、あることを決意する。それは、ジャン・ルイが長年追い求め、愛し続けてきた女性アンヌを探すことだった。ある日、アンヌの居場所を突き止めたアントワーヌは、アンヌが経営するお店を訪れ、ジャン・ルイの近況を説明すると、「もう一度、父と会って欲しい」と申し出る。後日、アンヌはジャン・ルイのいる施設を訪れ、久しぶりの再会を果たす2人。しかし、相手がアンヌだと気が付かないジャン・ルイは、アンヌへの思いを話し始めるのだった。そこでいかに自分が愛されていたかを知ったアンヌは、ジャン・ルイを連れて思い出の地であるノルマンディーへと車を走らせる。長い空白を埋めるように、2人の物語が新たに始まろうとしていた……。(公式サイトストーリーより抜粋)

53年を経過して製作された「男と女」。相変わらず音楽はダバダバダではじまり、53年前の映画の名シーンが思い出として映し出される。アンヌは「なぜ一緒にならなかったのか?」という質問に「素晴らしすぎたから」と答える。「完璧すぎた」とも言った。


老人ホームのフロアーにたくさんの老人がいる。看護師に過去50年の記憶について質問されていた。そんな中にジャン・ルイがいた。彼はモンテカルロラリーに出場してパーティの席にアンヌから電報が届き、アンヌのもとに向かう自分を思い出していた。ジャン・ルイの息子がアンヌを探してアンヌの店を訪問した。息子から父は具合が悪く、家で介護できず施設に入所していることを伝えられ、父が話すことはアンヌのことばかりという。アンヌに施設に足を運んで父に会って欲しいと依頼する。アンヌは気まずい別れ方をしたことを思い出していた。それはホテルでの抱擁していたときのことだった。アンヌは車を運転して施設を訪問する。庭でひとり車いすに座っている老人を見つける。ジャン・ルイは声をかけられるがアンヌとは気が付かないでいた。そして、あなたに似ている女性を愛したという。ふたりの付き合いがはじまり。ドーヴィルへアンヌの車でドライブして夕日を見にいくシーンで終わる。俳優も歳を取りハンサムとか美女とか言えないが映画「男と女」ファンには53年後のふたりに会えたことが幸せです。Prime Video


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2024年4月25日(木)高齢者単身世帯になるまでの予想

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(CPOILOTで作成した画像)

後期高齢者になったので

男の平均寿命まで

残り7年となった

細君は高齢者単身世帯の仲間入りを

2030年に迎えるかも知れない

今、元気であっても運命はやってくる。ますます何して過ごすかと考えるが当たり前に過ごすのが一番だと思う。

朝からMLBをBSで観戦しながら、昼食をつくり細君と食べる。

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洗濯物は外干しして、新聞を読んで、細君と買い物へ出た。

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家に戻ったら昼食の時間になっていた。物価が上がっているのでOKの弁当を食べた。

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午後はレンタルDVDで過ごした。殺人事件の“犯人の座”をめぐって3人の女たちが繰り広げる騒動。

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映画の後は、読書。

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18時過ぎに点眼して、晩酌して、夕食はざるそばを食べ、ポンカンを食べた。

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転寝してから風呂に入り、トマトジュースを飲んで、ブログの更新をして、ごきげんようおやすみなさい。

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読書を楽しむ「楡周平 ラスト エンペラー」

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自動車業界はEV(電気自動車)の登場で

産業構造が根底から覆る

大転換期を迎えようとしていた

大手自動車メーカー・トミタの社長、村雨克明は

EV担当役員の壇一馬に社長就任を依頼した

トミタを創業以来支えてきたのはガソリンエンジン車だった。それらは数多の技術者と職工の血と涙の結晶だった。村雨はトミタ史上最高の車を最後に造りたいと言った。その車はトミタのモニュメントになる車だった。具体的な構想は、後世に残るガソリンエンジン車として、トミタの最高級車種「エンペラー」の新型モデルの開発だった。村雨は会長の氷川重治に後任の社長を壇君にすると告げ、さらに新型車の開発を、ガソリンエンジン車で行きたいと話した。かつてF1に参戦した時代があり氷川が社長に就任したときに参入したが、撤退したのも氷川だった。F1の戦績が本業の業績に貢献していなかった。撤退と共にエンジン開発担当の戸倉謙太郎とチーフマネージャーの松浦が会社を辞めた。ふたりはF1ドライバーで息子のような佐村良樹を事故で失っていた。

トミタの新車開発はEVに特化され、ガソリンエンジン開発部門のモチベーションは低下し、余剰人員となっていた。氷川は村雨に最後のガソリン車開発に対し利益を上げられるのかと問うた。村雨は「物好きがいるから数千万円もするスポーツカーが売れる」と答えた。

村雨は岩手に足を運び松浦と会いプロジェクトの指揮を依頼したが断られる。その代わりイタリアの超高級自動車メーカー「ガルバルディ」で働く日本人女性・篠宮凛を紹介される。彼女は亡くなったF1ドライバー佐村の交際相手だった。製造工程がほとんど手作業いうことで生産台数が極めて少なく、価格も高額で1台8千万円以上で取引されていた。村雨も新型エンペラーにユーザーの望みが反映され、そこに希少価値が生じれば、購入を希望する客は後を絶たないと考えた。ファッションでいうところのプレタポルテ車ではなくオートクチュール車の開発。日本車の輝かしい歴史の記念碑として、そしてその未来のために、自動車に人生を捧げた者たちの挑戦が始まる。

日本の経済を支えてきた車もEV車の登場で時代の転換期を迎えた。そのことを察知した村雨社長の最後にやりたかったことが描かれている。どんな車が開発されたのか知りたくなるよね。結末は本を読んでのお楽しみ。物語の中に夢があると楽しく読める。


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