読書を楽しむ「里中満智子 マンガ古典文学 古事記<壱>」
天武天皇が諸国や諸家に伝わる歴史書にはくい違いがあり 国の成り立ちがあいまいになる恐れがあることを懸念され 歴史書の整理をしたものが「古事記(ふることふみ)」 712年に完成した 上・中・下の全三巻に分かれ、原本は存在していない 上巻は神の代の物語で、中巻は神と天皇の代の物語で、下巻は天皇の代の物語と なっている。 新元号のこともありこの世の始まりを漫画から学んだ。 この世の誕生は形のないところから始まった。 そこから天地が分かれ、神々が現れ、その神々が新しい神々を生んで、 やがて地には人間や他の生き物が誕生した。 最初の神は5神で姿形はなく、次に生まれた神の中にイザナキとイザナミの神がいて 姿、形、性別があった。 イザナキから天照大御神と月読命と須佐之男命が生まれた。 須佐之男命が結婚して五代後の子孫が大国主神だった。 この大国主神が国(地上世界)つくりを始めた。 天照大御神は大国主神と交渉して国譲りを実現させ、自身の孫のニニギを地上世界に 降臨させ、海幸彦と山幸彦が誕生した。 山幸彦が結婚し、生まれた子が結婚して、後の神武天皇が生まれた。 改めて日本の誕生について学んでみるにはいい機会かも知れない。