映画を楽しむ「クリス・ヘルムズワース ＣＡＳＨ」

車のボンネットに降ってきたトランクに現金62万ドルが入っていた

それを金に困っていた若い夫婦がネコババ

こんな夢みたいなラッキーなことはうまくいかない


ふたり組に強盗がレース場の現金を奪い逃走中に
高速道路からトランクに入った現金を下の道に投げた。
トランクは、下を走っていたおんぼろトラックのボンネットに
落ちた。
運転手の男は怒ってトランクを一旦は投げ捨てたが札が
見えたので開くと現金が入っていた。
男の名はサム、失業中で住宅ローンが返済できずに催促
されていた。
彼には、レスリーという妻がいた。
サムは、レスリーにこのことを話しネコババすることにした。

ロンドンからひとりの紳士が刑務所へやってきた。
レース場を襲った強盗のひとりと紳士は面会した。
強盗は紳士に金を取り返してくれたら半分渡すと言う。
紳士は、トランクを投げ捨てたときの状況を確認しトランクを
奪ったトラックを探す。
紳士は、金を奪ったトラックをヒントに犯人が金を派手に使う
だろうと読んで新車を買うなら現金で買うだろうと当りをつける。

サムとレスリーは家のローンを全額返済し、家具や家電製品を
買いこんで車も新調した。
やがて、紳士がサムの家を訪ねネコババしたのはこのふたり
だと確信し金の回収を始める。

ふたりは、紳士が得体の知れない凄みがあることから現金を
差し出すが金が足りないと言われ、銀行に預けた金を回収
しに車で回る。
それでも不足しレスリーが母親に預けたと白状し回収される。
紳士は、ふたりが車やローンの返済に使った金の分も借金
だと言って回収を迫る。
ふたりは借金返済をするための猶予期間を5日間与えられる。
残りの残金は78000ドル。
車を売り払い、再度銀行ローンを組み金を返済したが足りず
残りの4日間のうち3日は夫婦で紳士から銃を与えられ小さな
店に強盗に入り金を強奪した。
そして、最後の5日目サムが提案し銀行強盗を実行する。
そして、成功する。



紳士のいいなりになっていたサムは車の中で男に銃を
向け発砲する。
死体と車は金で廃車処分にする。
ふたりは再度手にした金を強盗をした店に返し、銀行にも
返し、怪我したひとにも金を送った。
これで一連の強盗事件は未解決で幕引きになるとふたりは
思った。

ところがどっこい、刑務所に入っていた強盗が出所した。
強盗は紳士から金は取り戻したと報告を聞いていた。

意味ありげな終わり方、続きは観客の想像に任せますと言って
いるような。
なんとなく普通にありそうなストーリーで楽しめました。