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映画を楽しむ「男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎」

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結婚式に出席する寅さんとさくらの家族

シリーズ33作目。
6月7日BSTVで鑑賞。

舞台は盛岡から始まります。
盛岡で商売をしていた寅さんを偶然、過っての舎弟でいまは堅気の
登がこどもと寅さんを見つけ、家に来てといい、行きますが堅気となった
登の家に長居ができず寅は登を叱り家を飛び出します。
渡世人が堅気になっても生活は楽でないということです。

北海道の釧路の床屋に寅さんは客としてイスに座っていました。
そこへ若い娘が雇ってもらえないかと訪ねてきます。
しかし若い娘には身元保証人がいず、彼女は店を出て行きます。

娘は風子といい寅さんと公園で再会します。
風子は自分もふーてんの風子だといって寅さんについていきます。
ふたりは宿で酒を飲み交わしているときに宿の主が寅さんに相部屋を
お願いに来ます。
相部屋となった男は家を新築したら女房に逃げられ追ってきたと言います。
翌日3人は男が女房に会いたいというのでタクシーで家を探し、見つけますが
男は、女房が背中にこどもを背負っていたので会わずに東京へ帰ります。

風子も根室にいる叔母を訪ねて理容室で働くようになります。
根室には旅回りのサーカスの一団が来ていて、そこのオートバイ乗りが
風子に近づきます。

この映画では定職についても長続きしない女性が描かれています。
この風子も結局、オートバイ乗りについて東京に来ていました。
そして、病気になりとらやへオートバイ乗りを行かせ、寅さんが風子に
会いに行きます。
寅さんは風子を見舞い、オートバイ乗りには風子から離れろと仁義を切り
風子も根室へ戻っていきます。
やがて、風子から結婚するという連絡が入りさくらの家族が結婚式に
出席します。
風子は地元で真面目な男を伴侶として探したのでした。
寅さんも旅先から結婚式へ出席します。
そして、映画はエンドとなり、いつもとは違うパターンで終わります。

この映画では、フーテンの生活なんかしては駄目だよと寅さんが
観客に言っているように思えます。
男は定職について働き、女性は結婚してこどもを産んで幸せな人生を
送りなさいということです。

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