2023年6月15日(木)70代の過ごし方が大事
70代をうまく生きないと
長生きができても
ヨボヨボだったり
介護を受けるひとになってしまう
70代の10年間
意欲的に身体を動かし
頭を使うことをすれば
要介護や病気・怪我のリスクを避けられる
70歳が老化の分かれ道という
本を読んだ
梅雨空が続いている。天気予報は洗濯物の外干しを勧めない。朝食をつくり朝ドラを観ながら細君と食べる。
乾燥機で洗濯物を部屋干しした。モップで部屋の掃除をして、新聞を読んだ。
近くの図書ポストへ本日が期限の本の返却をした。家に戻りメジャーリーグをBSで観戦した。
細君が退院後1週間は外出していなかったが買い物へ行きたいと言った。歩かないと筋肉が弱ることを気にしている。買い物へ出た。昼食はサスペンスドラマを観ながら稲荷寿司と海苔巻きを食べた。
午後は読書で過ごした。細君は妹と30分ほど電話でしゃべり、昼寝を始めた。日本橋で創業の老舗マルトミ百貨店は、コロナ禍でメインバンクから追加融資を止められ、倒産の危機に瀕していた。
外は雨が降ってきた。部屋干しした洗濯物を畳んでから、点眼して、晩酌して、中華丼を食べ、さくらんぼを食べた。
海外ドラマを観ながら22時まで過ごした。
風呂に入り、ブログの更新をして、ごきげんようおやすみなさい。
80代の壁を超えるには70代の過ごし方がすごく重要だということを学んだ。
読書を楽しむ「ダヴィド・ラーゲルクランツ 闇の牢獄」
タリバン支配下のアフガニスタンからの難民で
サッカーの審判員のジャマル・カビールが
ストックホルムで行われたサッカーU-17の試合後に
石で殴られて死んだ
容疑者は、ペッペという男で息子がU-17チームに所属していた。スター選手の息子がペナルティエリアでシュートを決めようとしたが転倒させられ、彼はピッチへ駆け下り罵声を飛ばし、係員に取り押さえられた。試合後、審判員のあとを千鳥足で追っていった。そして、カビールは森で頭蓋骨を砕かれて死んでいた、その森からペッペは血まみれで出てきた。状況証拠はペッペに不利だったが・・・。
ソルナ警察署の警官のミカエラは警視監に呼ばれた。ペッペの息子と知り合いだった。捜査に参加し、元ピアニストで心理学者のハンス・レッケ教授と会う。彼は鎮痛剤の依存症だった。そして、レッケ教授はペッペがカビールを殺していないと見解を述べた。レッケ教授は尋問テクニックの専門家でサンフランシスコ市警に協力していた。
ある日ミカエラが地下鉄に飛びこもうとしたうつ状態のレッケ教授を救ったことをきっかけに、二人は被害者カビールの過去を調べ始めた。
暗闇の刑務所はアメリカの施設で9.11同時多発テロ以降にテロ容疑者を収容するために施設を設置していた。CIAの秘密施設の一つだった。カビールはアフガニスタンのカブールの秘密施設にいたことをレッケ教授は外務省に勤めている兄から情報を得た。そこは真っ暗闇の中に囚人を放置していた。その施設から出てくることはできないはずなのにカビールは出ることができた。カビールはタリバンの指導者のひとりとも親しくしていた。1997年の春にタリバンは音楽家への弾圧をおこなった。音楽家はみんな犯罪者とみなされ、行方不明になったり、殺害されたりしていた。女性ヴァイオリニストが真夜中に自宅の地下室でヴァイオリンを弾いているところを、後頭部を撃たれて死んでいた。女性は自分の意志で犯人を招き入れて、地下室に隠していたヴァイオリンを見せたらしい。そして、その殺人はタリバンの命令によるものではなかった。女性は上流階級のお嬢様で、カビールはバイクの修理工で互いに面識があったという証拠はなかった。
サッカーの審判員カビールは、アフガニスタンでなにかひどいことをして、殺されたのはその報復だったかも知れないとミカエラは考えた。カビールは暗闇の刑務所(闇の牢獄)で拷問を受けた被害者であり、カブールで起きた事件の加害者であったかも知れないと勝手に憶測した。レッケ教授もカビールが闇の牢獄を出られたのは、タリバンの指導者をスゥエーデンで特定することが任務だったのではないかと仮説を述べた。
上流階級のレッケと移民のミカエラのふたりは事件を解決に導いていくことができるのか?そこに絡んでくる外交上の機密とは?読んでみればおもしろさがわかる。国と国との陰謀に個人が巻き込まれたら人生を翻弄され、ひとは善悪の区別も忘れる。自分を見失ってはいけないということだ。