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チラシで観るロードショー映画「大名倒産」

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公開日 2023年6月23日

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2023年6月22日(木)禍福は糾える縄の如し

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運不運は表裏一体

紙一重

なんでこんな目にあうのかと

思っていたことが

後の、幸運に繋がることもある

現在我が家は細君が子宮体がんの抗がん剤治療を終了し、CT検査を今月実施し、結果を待つまでになっている。細君はこの齢になってなんで自分がと思った時もあったが一通りの治療も終わり、ようやく不運からは抜け出せるところまできた。

朝食をつくり朝ドラを観ながら細君と食べる。

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外は雨予報なので洗濯物は乾燥機で乾かすことにした。新聞を読んでからドラッグストアーへ買い物に出た。

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家に戻りメジャーリーグをBSで観戦しながら過ごした。昼食は購入したおにぎりを食べた。野球のあと、細君はサスペンスドラマで過ごし横になって昼寝をはじめた。

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読書で過ごした。

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夕食前に風呂場掃除をして、点眼して、晩酌して、タラスパを食べた。TVを観ながら転寝して、風呂に入り、ブログの更新をして、ごきげんようおやすみなさい。

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共通テーマ:日記・雑感

読書を楽しむ「麻加 朋 ブラックバースデイ」

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出産を終えた妻に夫が

何か欲しいものがあるかと聞いた

妻は「バースディケーキが欲しい」といい

その後で「黒いバースディケーキの夢を見た」と言った

前日、妻は黒いバースディケーキが出てくるホラー映画を観ていた

中学生の頃、人気のある先輩を指さして「あの先輩、あの子のことが好きらしいよ」とでまかせを囁いたら、翌日、クラスの女子の関係に歪みが生まれた。言葉の種を一つ蒔くと、その言葉で何かが動き出す。それが愉快で仕方なかった。

鎌倉で「カフェ いずみ」を営む泉哲平は息子の中学生・駒之介との二人暮らしだった。9年前に祖父が経営していた「民宿泉荘」が祖父母の死亡で民宿は閉鎖され、母は離婚し家を出て行った。哲平が将棋が指せることが売りのカフェを開店し今に至っている。10月半ばの季節に父の知り合いが廃業した泉荘に泊まりに来た。鴻ノ木家は父の将棋の友達で夫・浩と妻・晴恵。一条家は、桜子とその母親の松子、こどもの心凪と透真だった。二家族の関係は不明だった。透真は桜子をママと呼び、心凪は晴恵をお母さんと呼んでいた。心凪は鴻ノ木心凪を名乗り、転校生として駒之介のクラスにやってきた。ある日、桜子の夫・若文が泉荘にやってきた。TVディレクターが松子を訪ねてきたことで駒之介が不思議家族と思っていた二家族のことが明らかになった。駒之介が小学生のとき「離島のシェア家族」というTV番組があり、その番組の出演者たちだった。

哲平が録画していた番組を駒之介が観た。瀬戸内海の美波島の洋館に二つの家族が同居していた。一条家は小学生の蘭と透真。鴻ノ木家は中学生の晄と心凪がいた。同居を始めた経緯は、一条若文の父親が開いていた病院で、松子も看護師として働いてきたときに、二人の妊婦の出産が同じ日にあった。看護助手は新人で生まれた二人の赤ちゃんを受け取って世話していた。そのとき赤ちゃんの足の裏に産婦の名前を間違えて書いたらしい。

二組の夫婦は夏休みに一条家の所有する船で一条家の祖父母が住む華ケ島へ遊びに行ったときに松子が心凪が小さい頃の桜子に似ていると言い出し、蘭と心凪とが病院で取り違えられたのではないかと言い始めた。松子がDNAによる親子鑑定を提案し、検査キットの採取を桜子が行い、後日、鑑定結果が出て、心凪は一条夫婦の子、蘭は鴻ノ木夫婦の子だと判明した。母親ふたりを中心に真実を本人たちに伝えるべきか話し合いが続いた。結論はみんなで一緒に暮らしましょうとなり、鴻ノ木家が一条家の洋館に越してきて共同生活がはじまった。

駒之介は蘭と晄が家族と泉荘に来ていないことを不思議に思っていた。蘭は病弱で島に残り若文と暮らし、晄は友達の父親の軽トラックを勝手に乗り回していたら荷台のシートの下から男の死体が発見され殺人容疑がかけられ逮捕されていた。こんなことがあり二組の家族は「民宿 泉荘」へやってきたのだった。

第一章では駒之介が不思議家族と思っていた二組の家族の共同生活を始めた経緯が判明した。第二章では駒之介が高校生になり、心凪は島に戻り若文と暮らし、蘭は桜子と透真と東京で生活をはじめた。

二組の家族の中にでまかせを囁く人がいる。その囁きが言葉になり周囲を巻き込んで真実をどんどん歪めていく。これはそういう物語で、すべてを疑わないと真実は見えてこない。それくらいイヤな人間の話で、そのひとは病気かも知れないが本人は気づいていないでそのことを愉快がっていた。読書をしていて毒書に出会った気分。


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