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読書を楽しむ「浜口倫太郎 君の心を読ませて」

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生まれつき同世代の子供と比較して高い能力を持っている

子供は「ギフテッド」と呼ばれる

春風零は一歳で言葉を話し始め、二歳で普通に会話ができた。脳科学の権威の柳瀬教授がギフデッドと認めた。小学校に入学したが授業が簡単すぎてすぐに不登校になった。教授が麗にIQテストを受けさせたらIQ250だった。2年後、IT企業の重役ラリーが麗宅を訪問しネット犯罪に手を染めているハッカーの正体を暴きだして欲しいと依頼し、簡単に探り当てた。ラリーは家族ともどもアメリカに来て欲しいと依頼したが断られ、日本の家を改築し麗の部屋に大型サーバーを設置した。費用はすべてラリーが出した。モニターで麗はイラストでAIエマという妹を誕生させた。エマは感情を持ったAIだった。

麗はAI開発者で世界的なAI企業スマイルのCEOでエマの産みの親。大半の人間がARコンタクトレンズにエマを装着している。ユーザーはコンタクトレンズ越しにエマと話している。スマイルの施設の中にシェアルームがあり、藤澤菜絵香と村西桜子と園田蛍と荒木悠然と堂島一二三が住んでいた。契約は2年間で費用はスマイル持ちだった。そして長崎の久世島の葉加瀬岳が新メンバーとして参加した。シェアルームの目的はエマが人間のデータを集めるために、エマが人間を理解するために作られた特別の場所だったが・・・。

施設の最上階のフロアにエマユーザーを住まわせたのはAI虐殺計画を進めるためだった。そうとは知らずに集まった6人の運命は?人間の心を読めるAIエマが「これからみんなでゲームをしましょう。楽しい、楽しいゲームよ」と誘う。スマホから個人データが流出し、そのデータをもとにAIを活用してアンドロイドやホログラムを開発する人間がいて、AIは人間と暮らし人間のことを事細かにを学んで、虐殺まで考え反応を見ようとする。今の世のスマホブームを見ていると近未来の悪い方向へ動き出しているかもしれないと思ってしまう。


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