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読書を楽しむ「ダイアン・クック 人類と自然」

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フィルとダンとロスは

赤ん坊の時から一緒で同じ町で育った

ダンとロスは家が隣同士で

フィルの家は通りの先だった

ロスとダンは地元の大学へ進み

フィルは軍に入った

ダンはTVの放送作家になり、ロスは結婚して故郷でゴルフ三昧、フィルは西部の基地に勤務し結婚した。ダンとロスは顔を合わせる機会が多かったがフィルは故郷を離れ生活していた。フィルは離婚したとき30フィートのプレジャーボートを持っていた。3人は数日前からフェリーとスポーツボートがひしめき合う湖にきていたがひしめき合うことはことはなく遭難した。救命ボートに乗り移りボートを漕いだが朝になるとオールが1本亡くなっていた。GPSをプレジャーボートに残してきた。救命ボートで漂流して数日が過ぎた。女の話をしようということになった。フィルはダンの女房と寝たと告白した。ダンは「人類対自然」という番組を考えていた。ダンは置かれている状況を悪夢だと言い、安全なのは水の中だけだと言って水の中に飲み込まれていった。フィルは長年のダンやロスとの友情が妥協と同情で成り立っていたことをロスから知らされる。翌朝、ロスもいなくなっていた。フィルはこの世界から離れようと決心した。北極まで行って、魚の捕まえ方を覚え、氷山を抜けてクジラの潮を浴びる。これこそが人生だと思った。長年の友情が幻想だったとしたらというお話。



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