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ケーブルTVで映画を楽しむ 「ダブルフェイス 秘めた女」

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少女時代の隠された秘密 

久々のフランス映画です。 ある2児の母親の作家ジャンヌがスランプにおちいります。 そして、心を病んで家の中の家具の位置が変化しているとか 台所のものの置き場が変わっているとか言い出します。 やがて、ジャンヌの顔も右半分と左半分が別々の顔になります。 近くに住んでいる母親の家に寄ると母親の顔も変わっていると 言い出します。 ある日、関係する周りが変わってしまうと言うサスペンスです。 母親の家で3人が写っている写真を見つけて彼女は イタリアへ出かけます。 そして、そこで知った真実は彼女は幼い頃、交通事故に遭い、記憶を 失っていたという事実を掴みます。 フランスとイタリアを代表する女優が出ていたので観ましたが なかなか難解な映画です。ムービープラス


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2019.10.8(火)主婦と家事手伝いの主夫

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会社を辞めて夫が家にいるようになると主婦はストレスが溜まるらしい

三食昼寝付きなんてとんでもないということになり

主夫として家事手伝いをはじめて5年が経過した 

朝食当番担当になり、買い物へ同行して荷物担当になり、ときには昼食当番も担当している。今後は膝が悪い細君のために更に家事手伝いが増えそうだ。季節は寒露を迎えた。かけ布団もタオルケットだけでは寒い。朝食の準備を始める。朝ドラを観ながら細君と食べる。毎日同じことの繰り返しだ。これが平和である。

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新聞を読んだ。北朝鮮漁船と水産庁船の衝突があった。今日は、市役所とロフトとJTBと図書館へ行かなければならない。散歩がてら回ってきた。

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図書館へ行って本を返却してから3冊借りた。

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市役所へは国民健康保険の高齢受給証の期限が切れたので窓口へ持参した。家から市役所が遠いので郵送で返却でもよいかと聞いたら各人で自宅で処分してもいいと若い女性職員から言われた。受給証には市役所へ返却と書かれていた。お役所仕事は市民にやさしくない。自宅で処分しなさいと書いてあればいいのにと。ロフトで孫のバースディカードを購入した、JTBで東北のパンフレットをもらった。細君が仙台へ墓参りに行く予定があったから。

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細君はアルバイトへ出ていた。12時過ぎに買い物をして帰宅した。一緒に弁当を食べた。BSでサスペンスドラマを観ながら過ごした。

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TVの後でお茶してから読書をした。

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時は平安。京に上った東国の長者が妻と荒れ果てた邸宅に宿を取った。数日たった夕方、男が縁にいると妻の叫び声が聞こえる。驚いた男が部屋に飛び込むと、暗闇から伸びた太い二本の腕が妻をつかんで奥の間に引きずりこむところだった。妻は鬼につかまっていたのだ…(BOOKデータベースより抜粋)晩酌して、夕食はイカピーマンをおかずに夕食を食べた。デザートは愛媛のみかんを食べた。

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芸能人の格付け番組とニュースを観てから風呂に入り、ブログの更新をして、ごきげんようおやすみなさい。本日の主夫の最後のお仕事は乾いた洗濯ものを篭に入れることで完了。歳をとるとお互いが高齢になり、少しづつ面倒くさい人間になる。うまくいこうがいくまいが腐れ縁だ。


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散歩を楽しむ「2019.10.8 寒露の頃」

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草木についた露が冷たく感じられる頃 

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歩くことでしか健康の証を確認できない。それは体の中のことは見えないから。CIMG1194.JPG 

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散歩の成果 

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読書を楽しむ「恩田 陸 蜜蜂と遠雷」

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音楽は漢字で「音を楽しむ」と書く

ピアノコンクールという舞台に出場した

演奏者の曲を作者は文字で表現し読者に伝えている

蜜蜂の羽音 トタン屋根の上で刻む雨のリズム

人々の足音など世界は音楽に満ちている

この世界において競い合うということは

そこに演奏者が独自の世界観を持ち

観衆が演奏者と同じ風景を見ることができなければ

一緒に楽しむことはできない

ただ単に技術の習得だけでは審査員を飽きさせる

審査員を怒らせ、もう一度聴きたいと思わせるような

ものであって欲しいと思っている

アノコンクールに縁はないが 文字から伝わってくる音楽は審査結果より 音楽を楽しむ、もうひとつのものの見方を 教えてもらった気がする。 明日からは散歩の中で音楽が聴けたらいいなぁと 思っている。 

蜜蜂の羽音や雨音で音楽を楽しむ男女が出てきた

ひとと違う何かがなければコンクールには出られないということだ。 世界の5ケ所でピアノコンクールのオーディションが行われている。 パリのオーディション会場では業界で毒舌でならした3人が審査員をしていた。 オーディションを受ける人数は25人。 14人目で審査員の気になる人物が見当たらず退屈していた。 残り5人となったときに審査員に配られた書類に学歴も、コンクール歴もない ジンカザマという16歳がいた。 栄伝亜夜は13歳のその日まで内外のジュニアのコンクールを制覇しCDデビューも 果たしていたが母親を亡くして、彼女はステージをドタキャンした。 大学進学を考えなければならないときに名門私立大学の学長が彼女を訪問し、うち の大学を受けてくれと言ってきた。 20歳を迎えた時にピアノコンクールへの出場を依頼された。 高島明石は28歳。ピアノのコンクールに出かれる規定ギリギリの年齢だった。 明石は結婚していて楽器店の店員をしていた。 祖母にグランドピアノを買ってもらい、ピアノを弾いて、音大まで進んだ。 国際ピアノコンクールのオープニングナイトでピアニストのナサニエルがペルーの 日系三世のマサルを連れてきた。 日本の地方自治体のピアノコンクールで最高点を集めたが、難癖をつけられ失格 扱いになった青年だった。 コンクールには、気になる人物たちがやってきた。

芳ケ江国際ピアノコンクールの第一次予選は、5日間行なわれ100名近い コンテスタントが演奏する。 作者が長い年月をかけた作品だけあり、言葉の表現に読書人として新鮮さを感じた。 ピアノコンクールという世界に引きずり込まれていく。 舞台袖で演奏順を決める1番クジを引いたコンテスタントがため息をついていた。 トップバッターはすべての「基準」になるため不利な順番と言われていた。 第一次予選の演奏時間は20分。3つの課題を20分に収めなければならない。 そして、総勢13名の審査員が採点している。 日系三世のマサルは、観客のおしゃべりに耳を傾けていた。 アメリカ代表ジェニファ・チャンやマサル、蜜蜂王子こと風間塵の名が出ていた。 ジェニファ・チャンは、グランドピアノを特別仕様のベンツに見立て、見事なハンドル さばきで乗り回しているという超絶技巧をみせていた。 一次予選初日、最後の演奏者は高島明石だった。応援にきた妻は曲が終わり あたしは音楽家の妻だと心の中で呟いた。審査員の感想も良かった。 一次予選2日目。 優勝候補のマサルが登場。 鍵盤を撫でるように弾き始めた。観衆の心をつかんだまま思うように引きずり回した。 栄伝亜夜は興奮して拍手をした。 高島明石も座席から立ち上がれないほど圧倒されていた。 一次予選最終日。 風間塵は調律師にピアノの位置を30センチずらしてもらった。 演奏が始まり、天から音が降ってくるくるように音が立体的だった。 観衆は固唾を飲み圧倒されていた。 マサルは風間がピアノに手が触れる前から鳴っているような錯覚に舌を巻いた。 風間の演奏は審査員に恐慌をもたらし、反応はまっぷたつに割れた。 栄伝亜夜は風間が音楽の神様に愛されてるようだと思った。 栄伝亜夜はかって天才少女と言われ、早くから演奏活動をしていたこともあり客席は 満杯だった。 彼女が引き始めた途端、会場全体が覚醒した。 人気のない大ホールの廊下で栄伝亜夜はマサルに声をかけられた。 日系三世のマサルは5歳から7歳まで日本に住んでいた。 小学生のとき学校は違ったがふたりはピアノのレッスンで知り合いだった。 ふたりはお互いを天才だと言い合った。 100名近いコンテスタントのうち約四分の三が落とされる。 審査委員長のオリガが二次予選に残ったコンテスタントを発表した。 次々と名前が呼ばれ、高島明石、マサル・カルロス・レヴィ・アナドル、風間塵、 栄伝亜夜を含む24名が合格した。 風間塵の採点は○と×にはっきり分かれたが合格した。 読んでいると手に汗を握る迫力があった。  

三日間に亘る第二次予選がはじまった。 演奏時間は40分以内。 演奏プログラムの中に宮澤賢治の詩をモチーフにした「春と修羅」を組み込む 条件になっていた。 高島明石は「春と修羅」のために岩手に出かけ自分のメロディをつくった。 岩手の風景を感じながらピアノを弾き、泣き顔の妻の顔を見た。 マサルは「春と修羅」のイメージを「余白」を表現することだ と見定めた。 闇がー宇宙が見えた。  亜夜はピアノを弾きながら教室の天井を突き抜けて空に浮かぶ月を見ていた。 

2017年に出版され、2019年に映画化された。読んで音楽を体感できれば新しい感性が生まれる


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