ケーブルTVで映画を楽しむ「ゆれる人魚」
19XX年ワルシャワのナイトクラブに現れた
肉食系の人魚の姉妹
ふたりは一夜にしてスターになったが
姉は人間に恋をして、妹は人間を食べた
19XX年代のポーランド・ワルシャワで、人間たちを捕食して生きる美しい人魚姉妹は海からあがり、ナイトクラブにたどりつく。ストリップやライヴ演奏を披露する大人の社交場で、ふたりは得意のダンスと歌を披露し、すぐにスターになる。そんななか姉シルバーはベーシストの青年ミーテクと恋に落ちる。初めての恋に浮かれるシルバーだが、妹ゴールデンはそんな姉を複雑な眼差しで見つめていた。人魚にとって、人間の男は“餌”でしかないからだ。やがて、ふたりの間に生じた緊張感は限界に達し、残虐で血なまぐさい行為へと彼女たちを駆り立てる…。(FOXムービーイントロダクションより抜粋)ファンタジーとホラーが合体したストーリーの行方は・・・。ポーランド映画を観てのお楽しみ。FOXムービー
2020.10.19(月)ダブルバインド
ダブルバインドとは二重拘束という意味
二つの違う矛盾した意味のメッセージを相手に命令することで、相手を混乱させ強いストレスを与えることで、自分で考えて仕事をしろと言われて、その通りにやると勝手なことをするなと怒鳴られる。言われた人間は、やがて思考が停止し相手の言いなりになる。
今日は細君が姉妹で横浜へ買い物に行くと言っていた。ひとりになれたので映画でも観に行こうと考えたが天気予報が雨予報で洗濯物が部屋干しになる。除湿機を使用するので管理者が必要になると考えたときに外出を諦めざるを得なかった。資源ごみを出す日で新聞をリサイクルステーションに出してから朝食をつくり朝ドラを観ながら細君と食べた。食べ終わってから図書館から借りた本の期限が今日だったので駅に設置されている返却ポストへ本を投函に行った。
家に戻り新聞を読んでから読書をして過ごした。善悪の区別がつかない最悪の異常者と対決する刑事事件専門調査会社「チーム・トラッカー」。
昼食は読書をしながらひとりで食べた。食後に雨が降りそうなので洗濯物を取り込んだ。多少生乾きだった。感は当たってその後、天気予報通りに雨が降ってきた。午後はケーブルTVでポーランド映画を観た。肉食系人魚の物語。
海外ドラマも観て、数独も2問解いて、細君が16時過ぎに帰宅した。ココアでお茶してしばし転寝して、晩酌をはじめた。夕食は細君が買ってきた弁当を食べた。
TVを観ながら過ごしてから風呂に入り、ブログの更新をして、ごきげんようおやすみなさい。
10/18時点の実行再生産数は1.02。地元で3名の感染者。
読書を楽しむ「山田詠美 つみびと」
笹谷蓮音23歳は真夏の灼熱地獄の中
幼い二人の子を狭いマンションに置き去りにして遊び呆けていた
二人のこどもは飢えと渇きで死んでいった
蓮音の人生がねじ曲がったのは、夫と離婚してふたりのこどもと家を出たときか、昔の遊び仲間と再び交流を持つようになりはじめた頃。4歳と3歳のこどもふたりに留守番をさせるのは無理だと解っていたが男の誘いに頷いてマンションに帰らなかった。夫と離婚して子連れで放り出され、こどもを養わなくてはならない女に選択の余地はなく、風俗店を渡り歩くことになった。誰に対しても頼れないまま、こどもたちを死に至らしめた。皆に見放され、すがり付くこともできず、助けも求めなかった、こどもたちの父親から養育費も受け取らなかった。彼女は本当に何かを言うべき時に必ず声を失っていた。それで、ただ流されて行ってしまった。
蓮音の母・琴音の母親も夫から日常的に暴力を受けていた。琴音も父親の暴力から逃げるために小学生の時に家出をしことがある。継父であった男に可愛がられたが母の目を盗んで男は琴音に性的虐待をしていた。琴音は結婚して3人のこどもに恵まれたが、ある日蓮音と弟妹を置き去りにして姿を消した。琴音の人生は逃げることの連続で死ぬふり病を病んでいた。蓮音は琴音が姿を消してから誰かにすがるという行為を自分に禁じた。
蓮音の刑は懲役30年。琴音も蓮音も幸せになりたかっただけなのに、そのやり方を間違えてしまった。母も娘も父親もみんなつみびと。つみびとは生きるということをもっと学ばなければ、つみびとから抜け出せない。