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読書を楽しむ「高須幸雄 SDGsと日本」

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SDGs=持続可能な開発目標  

すべての人は、人間として生まれた以上、命・生活・威厳を確保する権利がある。命や生活を脅かされているすべての人を守らなければならない。これを人間の安全保障というらしい。SDGsでは、地球環境、社会、個人の3層で貧困・格差・差別・暴力・紛争などに関する17の目標の取り組みが求められている。この指標は国連で合意され、国際公約になっている。子ども期の貧困は、大人になっても取り返しのつかない影響を及ぼしていることが明らかになっている。雇用形態や学歴によって大きな賃金格差がある。子どもに対する児童虐待、性的暴力、学校における暴力などが根絶されていない。女性に対しても、暴力、ストーカー、セクハラ、性犯罪など根絶されていない。高齢者の社会的孤立に関しても社会問題になっている。このように貧困や格差、孤立などによって取り残されている人たちに対し支援策を検討することが重要だと書かれているが国も行政も取り組んではいるが可視化された取り組みが十分だとは言えない。いいことがたくさん書かれていても、国際公約であったとしても期限がなく実行できるリーダーを切望する。あるいは日本人がワンチームにならなけば達成できない目標でもある。


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