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ケーブルTVで映画を楽しむ「少年 H」

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戦争という激流の渦に巻き込まれながらも

勇気、信念 愛情をもって生き抜いた

名もなき家族の真実の物語

少年Hとは、妹尾洋服店の長男・肇のこと。 昭和の始め、舞台は神戸。 商店の立ち並ぶ一角に妹尾洋服店があった。 家族は、キリスト教信者で洋服店のお得意先は 外国人であった。 この時代、一家には戦争の足音が近づいていた。 近所のお兄ちゃんは政治犯として逮捕され 映画館の技師は召集令状がきて軍隊に送り出されたが 自殺したり、妹尾家も外国人との付き合いがあるという ことで父親がスパイ容疑をかけられたりした。 やがて、少年Hは小学生から中学生になり軍事教練を 受けるようになった。 父親も消防署に勤めるようになった。 新聞に書かれていることはウソばかりだと少年Hが 疑うようになり敵機が上空を飛ぶようなになった。 そして、神戸にも焼夷弾が花火のように落とされて 少年Hの家は全焼した。 焼け野原から見つかった商売道具のミシンは使い物に ならなかった。 戦争という自分ではどうにもならない出来事から立ち直る 家族の物語です。 物語は淡々と戦争を背景に背負いながら進みます。 しかし、この家族はこのような中にあってもめげることなく 前向きに自分達のできることをやり始めます。 そんなところでエンディングになってしまいますがひとつの 生き方の手本みたいなものを学んだという気になります。 WOWOWプラス


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